ラフスケッチの線の方向を考慮した強弱ありの線画自動変換


映像情報メディア学会 2024年年次大会

イラスト制作において,ラフスケッチを線画にする工程は,機械的で単純な作業のため,自動化され ることが望ましい.ラフスケッチから線画を自動生成する研究があるが,線の太さや濃淡といった強弱が失われた 太さが均一な線画が出力される.著者らは,ラフスケッチから強弱ある線画への自動変換手法を提案しているが, ラフスケッチの強弱にあわせて単純に線を太くしているのみで,ラフスケッチの線の方向を考慮していなかった. 本研究では,ラフスケッチから線の強弱だけでなく方向も推定し,その結果を均一な線画に付与することで, 方向を考慮した強弱ある魅力的な線画への自動変換手法を提案する.