不可能図形アニメーションにおける付影手法


映像情報メディア学会 冬季大会 2018

不可能図形とは,一見すると,実現可能なように見えるが,実際には人間の視覚が解釈した通りには実現不可能な錯視図形のことである.錯視立体は,不可能図形を実現可能な図形として表現する手段のひとつであり,ある特定の視点から見た場合のみ不可能図形として成立する立体のことである.既存研究では,錯視立体から落ちる影について,検討されていなかった.本稿では,錯視立体を投影した不可能図形と,錯視立体から落ちる影の双方の形状の印象を維持したままアニメーションさせる手法を提案し,その手法の妥当性を検証する.

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