家具配置シミュレーションを用いた3DCG地震体験システムの開発
日本は新期造山帯に位置し,歴史的に多くの巨大地震に見舞われてきた.国土交通白書2020では,今後30年以内に首都直下地震が約70%,南海トラフ地震が70~80%の確率で発生すると予測されている.このため,防災意識が高まり,Virtual Reality (VR)技術を用いた防災体験に注目が集まっている. しかし,既存のVR地震体験はあらかじめ用意された3DCGの部屋による地震シミュレーションが大半のため,ユーザがその地震体験を身近な我が身のこととして受け止めることが難しい. そこで本研究では,家具配置シミュレーションを用いた地震シミュレーションを行い,ユーザにとって身近な環境で地震が発生した際に具体的にどのような危機が発生するのか知ることができるシステムを開発する.本システムは,ユーザの自室など,身近な環境における地震体験を提供することで,危険な家具配置の調査や防災意識の向上を目指す.
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