漫画の世界へ
本ページは、映像情報メディア学会2012年年次大会(2012年8月31日)のデモ作品発表セッション「キネクト、スマートフォンアプリ、AR等、体感型アプリの世界」で、梅田らが発表した作品を紹介するページである。このセッションは論文化しにくい研究成果を対象としたもので、論文形式の原稿は同大会予稿集に掲載されていない。その代わりに、作品内容を紹介するコンテンツが、作者の希望に応じて映像情報メディア学会ホームページを通じて広く広報されている。なお本発表は、会場投票の結果に基づき、最優秀賞を受賞した。
「漫画の世界へ」は体験者を漫画の世界へ没入させるインタラクティブアプリケーションです。Kinectによって撮影される体験者は、漫画風に画像処理されて表示されます。さらに体験者の身体動作を連続して記録し、そこから動作の特徴を検出することによって、漫画に用いられる様々な技法を合成して表示します。例えば腕を素早く振るとその軌跡に沿って効果線が表示され、パンチの動作を行うと爆発の効果が表示されます。音声認識機能を用いた呪文の再現なども可能となっており、これらを組み合わせることによって、あたかも漫画として描かれたようなリアルタイム動画を自動生成します。
関連する発表
- VCシンポジウム2012「Kinect を用いた漫画風表現のリアルタイム生成システム」
- SIGGRAPH-ASIA2012「Real-time Manga-Like Depiction Based on Interpretation of Bodily Movements by Using Kinect」