四角いひねりを加えたトーラス状不可能図形の立体視表示


電子情報通信学会総合大会.

 不可能図形とは,一見すると,実現可能なように見えるが,実際には人間の視覚が解釈した通りには実現不可能な図形のことである.錯視立体とは,ある特定の視点から投影したときのみ,不可能図形として成立するように作られた立体のことである.錯視立体が成立した時の視点を錯視視点と呼ぶ.錯視立体は,錯視視点から視点が移動すると,不可能図形として知覚されなくなる.我々は,不可能図形の一種である四角いひねりを加えたトーラス状不可能図形を形づくる錯視立体について,錯視視点に応じた形状モデリング手法およびアニメーション手法を提案した.

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